草木塔

  大峠道路

 
大峠道路  
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道の駅田沢にある草木塔。自然保護のシンボルとして新たに建てられた。上中原の草木塔。慶応元年(1865年)のものという。
塩地平の草木塔。安永九年(1780年)のもので最古の草木塔という。田沢地区の奥、大峠の麓にある八谷鉱業所。

米沢市の田沢地区には安永九年(1780年)の日本最古とされる草木塔がある。草木塔は草木に感謝し、その成長を願って建てられたものという。全国に100余りの草木塔があり、うち90余りが山形県内、さらにそのうち70余りが置賜地方に集中している。上杉鷹山の時代から始まっていることから、上杉鷹山の教化によるものという説もある。近年は自然保護のシンボルとして注目を集めるようになり、田沢地区の道の駅にもシンボルとしての草木塔が新たに建てられた。
田沢地区の奥、八谷には金・銀・銅・鉛などを産出した八谷鉱山があった。明治元年から採掘がはじまり、一時休山したりしながら昭和六十三年まで操業していた。八谷の奥、大峠(1150m)には「ろう石」を産出する鉱山もあった。大峠は山形県令三島通庸が福島県令に移ってから福島県と山形県を結ぶ道路として明治十六年(1833年)に整備された。だが通行困難で冬期閉鎖となることから、新しい道路をつくる計画が立ち上がり、平成四年(1992年)現在の大峠トンネルが開通して米沢と会津、北関東を結ぶ最短ルートとなった。

 

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