平成23年(2011年)です。 今年もよろしくお願い申し上げます。

      元旦


  今年は更に母親もいなくなり、
 これが家族全員となりました。

  左の長女は山形の会社に就職。
  右の長男は大学を3月に卒業し、
 本山に修行に行くと思います。
  正月3が日は、このようにして
 檀家の方にお配りするお札等を
 ご祈祷いたします。

  大般若経を読誦するので、早朝
 1時間半はかかります。

  今朝は、元旦には珍しく除雪を
 してからのご祈祷になりました。



1月17日(月) 本堂の雪おろし
 年末から3週間以上の降雪で
だいぶ雪が溜まってきました。

 本堂の雪下ろしを頼みました。

 住職も高校生の頃までは父と
していたこともありますが、本堂
はとにかく面積が広くて大変でし
た。私も本堂の屋根から、落ちた
ことがあります。
 命がけの作業です。
今年も何人も亡くなっています。
今朝の新聞にも、骨折や脳挫傷
の事故が記事になっていました。



2月3日(木)〜4日(金)  長男の引越しで東京へ
 長男の大学生活も終わり、
東京へ引越し手伝いに行って
きました。

 途中、長男がお世話になっ
たお寺へご挨拶に参上しまし
た。


 
  荷物が多少あるので、
 車で行きました。

  米沢は−9℃で,凍結路
 の上を走ってきたのです
 が、東京は12℃で暖かく
 梅も咲き始めていました。

  上野に泊まって、夕食で
 上野広小路あたりを歩いた
 のですが、雪も無く暖かく、
 安くて美味しそうな食べ物
 の店がたくさんあって、ここ
 に住む人々が羨ましく思い
 ました。
  できることなら私も住み
 たい。

 たった2日間の東京滞在でしたが、
今周りを雪に囲まれた、冷蔵庫の中
にいるような米沢の寒気が身に凍み
ています。



2月5日(土)  円鏡調印式(えんきょうちょういんしき)
 昨年10月から
今年1月までの
結制修行が終了
したことを役職の
僧が調印し証明
する儀式です。

 写真は首座和尚
(住職の長男)が調印
しているところ。

 住職から円鏡を
授けられた首座は、
今月末、永平寺に
上山します。




2月21日  長男の 大本山永平寺 上山
  長男が、このたび曹洞宗の大本山
 永平寺に上山致しました。

  これは、前日に門前で撮った写真
 です。

  北陸、福井市内は雪が無かったの
 ですが、ここに来ると結構ありました。

 
 右奥が永平寺です。
 まず塔頭の地蔵院に到着して一泊し
 明朝に山門頭に行くのです。

  住職の私も、35年前の昭和51年
 2月に上山して、2年半おりましたが、
 まるで一転した別世界の苦行生活が
 待っておりました。
  もう門から外には出て来れません。

  いつまで居るのかは分かりませんが、
 己を磨いてきて欲しいと願っております。



3月21日(月)  春彼岸の中日
  3月11日(金) 午後2時46分
 大地震が発生しました。

  当寺院も、位牌堂の物が散乱し
 壁や天井のゴミ等、数日間は掃除
 に費やしました。

  本堂の柱も、数箇所が抜けて
 外れそうになりました。再度同じ
 ような揺れが来ては危険と判断し
 仮に補強をしてもらいました。

   東日本(東北関東)大震災で被災されました殉難者の諸精霊に対し、
                        心よりご冥福をお祈り申し上げます。


  3月21日、春彼岸中日の写真
 です。
  墓地はまだお墓の半分が雪で
 埋もれている状態で、例年通りの
 春のお彼岸の光景です。

  大地震の時、お墓の3分の2が
 雪で覆われていたせいか、灯篭
 などの倒壊を免れたように思いま
 すが、雪が融けてみないと分かり
 ません。また今の時期は雪が沈む
 ときに灯篭の傘などを引っ張って
 いきますのでそれも心配です。
  



5月30日(月)  
当山25世 一山東傳大和尚直筆の大般若経600巻を点検しました。
  
  当寺の大般若経600巻は
 江戸時代末期に住職だった
 25世一山東傳大和尚直筆の
 経巻です。
  ほとんどのお寺の大般若経
 は木版刷だと思いますが、この
 大般若経は嘉永元年(1848年)
 から安政5年(1858年)にかけて
 一人で書写されたものです。

  一山東傳大和尚は、この書写
 を終えた翌年に遷化されており
 ます。

  米沢市は大正時代に大火が
 2度あり、後のほうの大正8年
 5月19日昼の大火で、昌伝庵
 も全焼したのです。

  近隣の方々の手で大日如来像
 や、この大般若経も運び出された
 のですが、惜しいことに、12箱中
 1箱が焼けてしまい、中の20巻が
 修復不能になっております。

  この分だけを補充し、箱を新調
 すれば、大般若会をすることがで
 きるようになると思います。



6月28日(火) 松川小学校で坐禅指導
 私が1年3カ月前まで勤務していた
松川小学校では、創立記念の日に
各学年ごとにミニ講演会を行います。

 第5学年から招かれて、坐禅指導
と仏法的生活について触れてきたの
ですが、前段の話が長すぎて肝心の
座る時間が短くなってしまいました。
 …でも、まあ、椅子座禅も含めて座り
型を伝授したので、あとは自分での
日常での実践あるのみです。(汗)
     (写真は松川小からお借り致しました)



8月16日(火) 18:15  お盆の夕暮れ
 今日はご先祖様がお帰りになる
日です。
 昨年のお盆に設置した墓地灯が、
沈む夕日と共に赤く輝いています。

 この時間になると点灯するのです
が、夕日の色に似ているので撮影
してみました。

 大きな灯明にも見えませんか?


8月13日〜16日 お盆の棚経回り
  このスクーターは、家内が結婚前に
 乗っていたのもので、約25年位前の
 ヤマハのミント。原付の50ccです。

  ここ20年位はこれで回っています。
 その前は自転車を使っていました。
  しかし、さすがに私の体重を支える
 のには苦しそうで、そろそろ趣味の
 400ccのバイクを処分して、原二の
 スクーターにしようかと思っています。



9月7日(水)  夏水仙の花
  お盆が終わってから咲き始めた
 夏水仙の花も、だんだん終わりに
 かかってきました。

  今朝は長袖でないと寒いくらい
 で、いよいよ涼しい季節になって
 きます。



9月13日(火) 曹洞宗山形県第二宗務所 災害復興支援ボランティア
 南相馬市の炊き出しの日に合わせ、あんこ餅等
を持って行ってまいりました。
 青年僧侶達は震災直後から托鉢をし、これまで
は三陸地方で支援活動をやっておりました。
  国道6号線沿いには、いまだに津波で流され
 た漁船が何隻もそのままの状態で放置されて
 いました。2〜3km先の海岸では、住宅地は
 全く無く、建物跡には花が供えられていました。



9月27日(火)  大日堂基礎の修繕工事
  3月11日の大地震をはじめ、
 その後の余震によって亀裂が
 入った大日堂基礎の補修工事
 が始まりました。

  今年の修繕費は思わぬ事に
 消えてしまいそうです。本当に
 想定外のことでした。
 



11月23日(水) 「永代供養塔」を建立中
 今までの無縁塔を改造して、永代供養塔を
建立することにしました。
 今までの無縁の遺骨は、右下の納骨堂に
納められていますので、中央に大きな納骨堂
を造って合祀する形式にします。
  こちらは、独立した形の永代墓スペースです。
 一人もしくは二人暮らしの方で、墓の後継ぎが
 いないので
大きな墓は要らないから永代に
 祀って欲しいという方がおられるからです。

 合祀形か独立形かを選んでもらうようにします。


11月24日(木)  お寺の前にバス停ができました
 米沢市街地循環バス

南回り路線の「本町」バス停です。

 お寺の真ん前です。

 路線は12月5日から運行
開始予定になっています。
 



12月3日() 永代供養塔 改修・完成  点眼式

  
今までの無縁塔を永代供養塔に改修しました。
右下の黒い石の下が無縁仏の納骨堂でした。


 空いていた中央を大きな納骨堂として
合祀する形です。戒名を黒石に刻みます。

 ←点眼式(魂を入れる儀式)

  ここ数年、お墓の継続者が亡くなり
 親族から、永代供養についての問い
 合わせがくるようになりました。
  そこで、今までの無縁塔を改修し
 合祀型の納骨堂と個人の永代墓を
 整備し、どちらかを選んで頂こうと
 考えました。

  
   水子供養のお地蔵様と納骨堂です。  こちらは、小さな永代墓 用地です。



12月26日(月) とうとう雪の季節になりました

 雪が降り積もり始めてからもう1週間     今朝の車の様子です。



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