もう寂しいなんて言わないから。
僕はずっと側に居たいから。
月が出てる明るい夜。
僕はいつまでも空を見てた。
降り注ぐ星の雨を。
眠くならない不思議な夜。
ねぇ、君もこの空を見てるかな?
ほら、またひかった。
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風が止んで、
音のない世界をまた始めた神様が、
寂しさをこらえきれなくて、
世界を闇で閉ざしました。
もう太陽も見えません。
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透明な空気を、
何かが浸食して、
僕はそれに気付いているのに、
何も出来なくて。
また少しだけ暗くなった、
あの空を眺めれば、
晴れた気分で向かえる、
新しい一日に。
辿った道を確かめる間もなく、
ただ前を向いて、
歩き続けることしか、
出来ない君。
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指先で触れた、柔らかな雪。
そっと、とけだして、土に還るよ。
いつか戻ってくる時まで、
忘れたりしないから。
また春が来て、もう少しだけ生きたかった、と、
願いを空に届けるために天使に
君は、なりました。
そこからでいいから、ずっと見ていて。
それだけでいいから、すっとそこで。
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ハッピーエンドを夢見た。
終わることばかり考えた。
何も浮かばない空は、
そんな僕でも許してくれるかな。
ハッピーエンドを夢見た。
せめて幸せな終末を。
暗い空にひとつだけ、
星が光ってまた隠れた。
ハッピーエンドを夢見て、
眠りに就く最後の刻。
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奇怪なメロディーで僕を洗脳する小さなオルゴール。
気分はいつになっても晴れないから、
僕は独りで家を出た。
いつまでも僕をあざ笑うオルゴール。
確かそんな日を過ごしたことは覚えているのに。
どうして何も思い出せないんだろう?
音が足りないオルゴール。
吐き気が襲うくらい眩暈がして、
倒れ込んだ僕の下に、君の躯があって。
泣き出す僕にオルゴールは
切ない音を奏でてくれるの?
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白昼夢。
僕は倒れたまま動けない。
眩しすぎる太陽。
また僕らを引き放して。
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イビツな星空、変形した月。
いつまでも僕の目の中で映って。
また夢を見てるみたいな感覚。
イビツな星空、変形した月。
いつまでも僕を笑って。
あの夢はまだ終わっていないの?
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時雨が僕を濡らして、
カーテンみたいに広がった。
太陽の粒が反射して、
虹を作って儚く消えた。
ねぇ、この景色は君に見えてるの?
夜の光に包まれて、
僕は冷たい手を握る。
目を閉じた君は空に還る。
星も月もない夜に。
ねぇ、この景色に溶けてしまうの?
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空気はそこで
澱んで沈んだ。
僕は眠ったまま
気付かずに。
透明な粒を
ばらまいて創った
この夜は、
安らかな眠りを
僕にくれるんだ。
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少しだけ泣いた、
深夜の誰も居ない部屋。
外は雨が降って、
まるで僕を重ねたみたい。
少しだけ泣いた、
誰も居ない空。
今はもう雨も止んで、
月明かりが照らしてるよ。
僕は何で独りなんだろう?
僕は何で独りなんだろう?
少しだけ泣いた、
誰も居ない空。
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いつか見たことのあるその景色は、
いつまでも幻想的な空気を纏う。
冷めた月と星が宙に浮かぶ。
いつか僕は君の見えないところに行ってしまうのかな。
そんなことないよ、って、言ってよ。
景色を溶かしても、
空気はいつまでも幻想的なまま。
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変わりすぎたこの景色に、
僕は何を思ってるのだろう?
たとえば透明な空気さえももうここにはないようで、
しばらく僕は立ち尽くした。
変わらないのは宙の色だけ。
いつまでも。
僕は立ち尽くした。
たとえば僕という存在も、
いつか流されてしまうのかな。
いつまでも僕は見ていた。
変わりつづける景色を。
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願いをかけてみる。
思い描いてみる。
この空に。
この星に。
欠けた月に。
願いをかけてみる。
思い描いてみる。
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涙が零れてしまいそうで、
僕は堪えてたけれど、
その必要もないみたい。
きっと、
僕の願いや、
君の願いも全部、
昇華して綺麗に叶うから。
涙の所為にして、
少しだけ眼を閉じていたら、
見えなかったものも、
見えるようになったみたい。
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こわれた懐中時計をもらった。
時間はその中で止まったまま、
置き去りになってるはず。
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ほら、夜がまた来たよ。
鋭く光る三日月と一緒に。
ほら、夜がまた来たよ。
瞬く星屑といっしょに。
きっと僕を嘲笑いに来たんだ。
きっと君を攫いに来たんだ。
飲み込まれちゃ、ダメだよ。
********************************************
オレンジ色の雲、夕陽の中。
君も僕も皆、同じ色に染まった。
時間を少しだけ止めてみた。
オレンジ色の雲、夕陽の中。
君も僕も皆、同じ色になって。
瞬間はいつも気まぐれに訪れるから。
オレンジ色の雲の中。
そっと。
*********************************************
君は何処?
横切った風、刹那。
左手に持ってたボトルを落とす。
僕の知らないトコロで君に・・・。
横切った人波、苦痛。
左胸に持ってた何かを落とす。
僕は知らない。
君は何処?
僕は夢の中。
君は現実に縛られて、
僕に気付かないんだよ。
君は「現在」の中。
僕は夢の中に居ても、
君のことが見えてるよ。
*********************************************
イマが
カコに
なる
トキの、
寂しさとか、
嬉しさとか、
そういうものを、
僕は探していたんだ。
*********************************************
すべてが、何もかもが、 僕を拒絶して、痛い。
何故この感情が・・・?
僕にもわからなくて痛い。
静かに、幕を開けた舞踏会。
きらめくライトの下には、君の死体。
こんなことしか言えない僕を、
許してくれますか? 神様。
知らないうちに増えた、
数え切れない「僕」たち。
君は動かないままで。
僕は人形になる。
新しいはじまりを。
君はもうダイジョウブだから。
ねぇ、ほら、マッテルよ。
「また、会えるヨネ?」
少しだけナミダゴエでごめん。
もう、会えないわけじゃナイのにね。
「また、会オウよね?」
黙ッタままだったけど、
ツラクナイ、お別れを。
しばらくの、オワカレを。
******************************************
雲間から少しだけ覗いた、
かくれんぼしてるみたいな太陽は、
それだけでツチを照らして元気づけた。
一人称じゃ語れない物語を、
僕は創ってるんだ。
雲間から少しだけ覗く、
はずかしがりやの月は、
それだけで薄くツヨイ影をつくった。
僕はその時、
多分夢を見ているでしょう。
なるべくなら、抱きしめたままで。
確かめさせてほしくて。
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何処か遠くへ行ってしまった、
かけがえのない気持ちは、
いつまでも僕に戻ってこないから、
知らないうちに泣いていた。
いつのまにか沈んでいた、
夕日の色が綺麗だった。
寂しさを連れて、
夜がまたやって来た。
僕は今、独り?
君は今、独り?
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寂しくない?
悲しくない?
僕は今、独り。
君は今、独りじゃないの?
寂しいのかな?
悲しいのかな?
僕は・・・君は・・・
「独り」にナレナイまま。
*******************************************
優しい手を僕に差し出した、
でもその手は冷たかったんだ。
まるで月を掴んだみたいな温度。
僕は少し震えて、でもその手をとった。
言葉にならないくらいの、気持ち。
何て言えばいいんだろう、って、
不器用だね。
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優しい手を僕に差し出した、
でもその手は冷たかったんだ。
まるで月を掴んだみたいな温度。
僕は少し震えて、でもその手をとった。
「無題」
咲けたことのない花が一輪、在りました。
それはとても綺麗な花をつけるはずなのに。
咲けたことのない花が一輪、在りました。
それは誰にも知られず、そのまま朽ちていきました。
ヒトが吐き出す場所を求める時、
その花が犠牲になってくれていたのに。
咲けたことのない花が一輪、在りました。
ひどく寒い朝に、汚れた朝露をうけて、
その花は枯れ朽ちていきました。
「無題」
磔にされて、動けなくなった、
小さな子供が、震える声で言いました。
それを聞いて、戦慄した、
大人達は、子供を殺しました。
何故?
その子供は最期まで、動けないまま、
弾圧された概念を語り続けたのです。
大人達は戦慄して、何度も何度も、
恐怖しました。畏怖しました。
ここはオトナすぎるコドモの国。
僕らは異端児じゃないんだ。
「無題」
星空が見えなくなった。
僕の目になにも映らなくなった。
君の顔さえ。
僕が何をしたと言うのですか?
神様。
星空が見えなくなった。
僕の目になにも映らなくなった。
明日のことも想像できない。
神様。
僕が何をしたと言うのですか?
「無題」
素直な気持ちで良いんだよ。
迷うこともあるけれど。
素直な気持ちで良いんだよ。
失うこともあるけれど。
素敵な夢を叶えよう。
素直な気持ちで良いんだよ。
迷うこともあるはずだけど。
素直な気持ちが良いんだよ。
失うこともあるはずだけど。
それでも、
素敵な夢を叶えよう。
叶えようよ。
「無題」
君はいつも強くて、
僕はいつも弱くて、
星さえ見られなくて、
そんな僕を君は、
微笑んで抱きしめた。
君はいつでも強くて、
僕はいつでも弱くて、
月さえ感じられなくて、
そんな僕を君は、
いつまでも微笑んで見てた。
何も出来ないけれど、
星屑みたいな欠片を集めに、
ここへ、
来たんだ。
「無題」
何故か色がない視界を、
不思議がりもせず見つめた。
何故か音のない世界に、
何の疑問も感じなかった。
僕はどうしてしまったんだろう?
僕はどうしてしまったんだろう?
何故か色がない視界を、
不思議がりもせず見つめた。
何故か音のない世界に、
何の疑問も感じなかった。
「無題」
寒くて死にそうな夜に、
僕は独りで外に出ました。
冷たくて凍える風に、
僕は独りで息を止めました。
ごめんなさい。
冷たい空は何も言わず・・・。
「無題」
とても素敵な夜でした。
僕独りだけでも充分なくらい。
とても素敵な夜でした。
誰もいない景色だけれど。
とても素敵な夜でした。
君はもう居ないけれど。
とても素敵な夜でした。
とても素敵な。
「無題」
時間の流れが止まった。
何故?
時間の流れをもとに戻して。
君の手で。
僕は何もできない子供。
君は万能の聖母。
惑星も塵にできるほど。
「無題」
確かなことは何一つないけど、
僕は信じていたい。
星が堕ちていく空を、
ずっと眺めながら。
もう、誰も見てはいない空を、
ずっと眺めながら。
「無題」
透明な僕は、
多分、君にだけ見えるんだろう。
透明な君は、
多分、僕には見えないから。
青い空に浮かべた、
空想の欠片達。
このまま僕らは、
溶け込んでいくだろう。
「無題」
僕は何もないところで君だけを見てた。
君は何もない世界で誰かを探してた。
僕は何もないところで君だけを見てた。
君は何もない世界で誰かと・・・。
月の光。
星の光。
何処までも蒼く、
何処までも遠く、
何処までも、何処までも、暗く。
僕は何もないところで君だけを見てた。
君は何もない世界で誰かを探してた。
僕は何もないところで君だけを見てた。
君は何もない世界で誰かと・・・。
「無題」
さぁ、眼を閉じて、
僕と一緒に行きましょう。
さぁ、眼を閉じて、
僕は君を連れ去りましょう。
あの天の川の向こうまで?
あの大海の近くまで?
さぁ、眼を閉じて、
僕はあなたを連れていこう。
「無題」
何も見えない夜空に、
何でもない空想を描く。
しばらく眺めていたら、
きっと浮かんでくるはず。
晴れているのに星も月もない日は、
何処かに隠れてしまっている欠片たちを、
何でもない空想を、
描き続けて。
僕は──。
「無題」
月がまんまるでした。
ぼくはずっとながめていました。
それだけで、
いやされているような気がします。
少しくらいさむくてもへいきです。
ぼくはずっと月をながめていました。
それだけで、
やさしいきもちになっていくような気がします。
きみにも、
そんなきもちがとどけばいいのにな。
きみにも、
そんなきもちをもってほしいな。
「無題」
時々、君がいなくなる。
どこにいるの?
月の下、明かりをたよりに、
さがしてみたけれど、
見つけられないよ。
もうすぐ隠れてしまうから。
僕は連れて行ってもらえないの?
「無題」
虚ろに映った君の面影は、
月明かりにとけて見えた。
眺める僕にはその光景が、
あまりにも眩しすぎて、
眼を開けていられない。
きっと網膜まで灼けてしまったんだね。
虚ろに映った君の面影と、
月明かりはまるで馨夜姫。
「無題」
淋しそうに泣いた、
君の泣き顔は、
とても綺麗で儚くて、
あの星が瞬くあいだに、
消えてしまうのにも似た──。
「無題」
空の下、この色は何?
僕には見えないんだ。
なぜって、僕には心がないから。
空の下、この風は何?
僕には感じられないんだ。
なぜって、僕には感覚がないから。
そんな今日の午後。
もう一度だけ深呼吸して、
目を開けたら、
そこはどんな世界が広がっているんだろう?
「無題」
夜の空気に息を止めた僕は、
霞んでいく視界の中で──。
多すぎると思っていた星たちが、
何もなくなった夜空で──。
見ていたんだ。
何かわからない何かを。
「無題」
僕は見たんだ。
堕ちてく瞬間の星と月を。
それはとても綺麗で、
僕は涙を零したんだ。
涙は、堕ちてく月と星に反射して、
キラキラ、光ってた。
「無題」
とても高いビルの屋上で、
僕は世界を見下ろした。
ちっぽけで脆くて少しだけ哀しくなった。
とても高いビルの屋上で、
僕は空を眺めてた。
青い空と白く霞んだ雲。
嫌らしく光る太陽。
みんな、
壊れないように、
崩れないように、って
ねぇ、一緒に祈ろう?
「無題」
暗い部屋。
何もない部屋。
僕は一人で静かに息をした。
暗い部屋。
何もない部屋。
僕は一人で空想した。
何もかもが白い世界を。
何もかもが。
「無題」
光りすぎない程度に輝く控えめな星たちが、
「僕を見ている」なんて考えていたら、
少しだけそっと、優しい気持ちになれる気がする。
そんな夜に僕たちはまた、この広場で文字で語るんだね。
かわらない星空、月はまんまるで。
そんな夜に僕たちはまた、この広場で文字で喋るんだね。
「無題」
いつまでも、
ここで眺めていたんだ。
星が堕ちる瞬間と、
太陽が昇る時を。
いつまでも、
ここで眺めていたんだ。
月が消える瞬間と、
明日の世界の空想を。
「無題」
例えば君が僕を忘れてしまったら、
僕が今ココに居る理由がなくなってしまうから。
例えば君が僕に泣いてくれたなら、
僕は精一杯の笑顔をあげるから。
例えば君が僕を疎ましく思ったら、
僕が今ココに居る理由がなくなってしまうから。
例えば・・・。
「無題」
もしも星が落ちてきて、
世界が壊れてしまったら?
あなたはどうしますか?
もしも月が壊れて、
夜に光がなくなったら?
あなたはどうしますか?
「無題」
君はおぼえているのかな?
いつかのあの景色のこと。
白く浮かんで透き通った雲のこと。
君はおぼえているかな?
いつかのあの景色のこと。
青すぎる空に浮かんだ消えそうな月の顔。
君はおぼえているかな?
「無題」
半透明の視界に映った、
君じゃない君の姿は綺麗に歪んでる。
僕は君の目にどう映ってるのか
わからないからすごく不安になるんだ。
守ることばかりじゃいけないんだ、
って君は言うんだけれど、
僕にはそれしか出来ないから、
それでも見つめていてほしい。
「無題」
綺麗すぎる空を
僕はいつも眺めてた
気分が悪くなるくらい
息を止めて 意識が遠くなるまで
もう敵も居なくなるはずなのに
いつまでも僕は
綺麗すぎる空を眺めてた
「無題」
透明な気持ちのままずっと居られたらいいね。
それは叶わないかもしれないけれど、
きっと素敵なことだね。
僕はもう黒く汚れてしまったから。
君には白いままで居て欲しい。
気持ちは空へ還りますか?
「無題」
ゆっくりと明けていく空はきっと神様の目覚めの刻。
白んでいく空気と景色に途惑いながら、
僕はまた独りでいることを悲観したがるけれど、
例えばこの朝に希望を描けたら、
きっと救われるのかな?
また夜になって知らない名前の星たちが瞬いて、
沢山の夢を吸収してその輝きを増せば、
夜も少しも淋しくならないでいられるかな?
「無題」
月の光でできた影。
色鮮やかにくだけて消えた。
新しい夜が来る前に、
僕らは何処まで逃げられるかな?
「無題」
空気の色がかわったみたい。
僕はいつまでもながめてるよ。
星はまだキラキラひかって
僕らをてらしているよ。
「誰もいなくなってしまわないように」
僕のねがいをとどけてくれるかな?
星はまだ、ひかってるよ。
蒼いそらで、ひかってるよ。
「無題」
白い世界に放り出されて
身動きが取れなくなったなら、
いつかの君が云った言葉を思い出そう。
まるでココに居ることが
嘘みたいに感じたら、
あの時の空を描いてみよう。
ほら、静かに変わっていくよ。
ほら、いつもの僕に戻れるから。
「無題」
月を冷えた空気が透明に映してる。
何もかもが、
僕を受け入れてくれる気がする。
今夜は夢が見られなくても、
悲しくなったりしないから。
「無題」
綺麗な青い空。
例えば君のココロみたいだね。
歪んでしまった景色に、
ヒカリを射してくれるみたい。
見える?
ほら、キラキラしてる、同じ気持ち。
「無題」
蒼白く僕を傷つけた
月の光がそっと映し出す
「夜」という幻は
僕を癒してくれるのかな?
「無題」
憂鬱ばかり夢見てた、
天使は白い羽を広げたよ。
憂鬱ばかり夢見てた、
僕は何も変わらないまま。
もう何も心配することなんてないのに。
憂鬱ばかり夢見てた、
君は何を思うのかなぁ?
「無題」
迷いこんでしまった景色は、
無言のまま僕を浮き上がらせて。
おそってくる怖さを、
必死で隠してみるけれど、
なぜ、君がいないの?
なぜ、僕はここにいるの?
誰か、僕を見つけて。
宙に呼んでみた。
ねぇ、僕がわかりますか?
「月」
白い月がアオイロに浮かんだ。
もうすぐみんなやってくる時間だよ。
白い月が雲に隠れた。
おぼろげに光だけが照らしてた。
けれど、寂しくないよ。
大丈夫。安心して。
「星屑広場」
知らない世界の果てにある、
きっと届かない願いが落ちている。
欠片になって。
なくした気持ちを見つけよう。
きっと独りじゃないから。
広場にあふれたココロの破片。
見つけに、おいでよ。