フランス 村紀行
   中世にタイムスリップ・・・!!
 〜フランスの美しい村々〜
   フランスに滞在一ヶ月余り ―― シャモニ・モンブラン、アヴィニョン、トゥルーズ、そしてパリ・・・。
 フランスといえば『パリ』であるが、大都会もいいけどこちらも日本の田舎町に住む身、ンでもってこの国の田舎で“フランスの美しい村”に認定されている所など2〜3の村や町を巡ってきた。
 そこには石を積み上げた家々が軒を並べ、村全体が城壁に囲まれた中世そのままの姿があり、わが身を置いた我々はまさに中世へのタイムスリップ・・・であった。
   左は「アヴィニョンの橋で輪になって踊ろ・・・♪」の歌で有名なアヴィニョンの路地。旧市街地が城壁で囲まれた古都で14世紀には法王庁が移転しローマ法王領として栄華を誇ったという。
 メーンストリート以外の道路はいずれも狭く、住宅地はご覧のとおり、写真で見ると幻想的ですが犬の糞だらけ・・・下を見ながら歩かないとフンづけてしまうのである。
 
  アルルの小さなレストランで;地元特産物を使った料理  
 ブイヤベース
地中海で獲れた魚のスープであるが、パンを浸して食べると実に美味。
  デザート;クレーム・ブリュレ
   アルル
 ローマの植民地として発展した町・・・
古代遺跡が数多く残るアルル旧市街地も城壁の門をくぐっていく。
 
 円形闘技場;かつて奴隷たちを闘わせたこの遺跡は現在闘牛場として利用されている。
        場内に鉄パイプを組み観客席としているが、遺跡をそのまま保存する日本では考えられない。
  
   

ゴッホがアルル滞在中に描いた「ル・カフェ・ラ・ニュイ」
この日はパラソルが張られ“絵”通りの写真が撮れなかったのが残念・・・!!
カフェの黄色は“ヒマワリ”の色、ゴッホがアルルで見つけた色という・・・。


 訪れた町・村の広場や比較的広い道路には必ずといっていいほど店外にテーブルを並べたこのような『カフェ』『ビストロ』があった。そして店内より外のテーブルのほうが客が多く、コーヒーよりワインやビールを楽しんでいる人が多いのも日本と違うところか。
 無論、日中からである・・・。


 ※ビストロ 居酒屋の意;肩が凝らない小さなレストラン

   共同浴場
下の写真が解説図であるが現在でいうならさしずめセントラルヒーティング方式というところか。写真は解説図の一部で遺跡の大きさは分からないが、とにかく大きかった。
 
 古代劇場;ここもコンサートやオペラなどが開催される場となっている。  
      
   ルション
 ゴルドの程近くにある村で、家々がオークルという自然土の塗料で塗られている。この地方全体の地面が赤く土産物として、瓶詰めになったオークルが売られていた。それにしてもこの色彩と強烈な太陽、空の紺碧、日本では例えないようが無いほどコントラストが強かった。



ゴルド
 丘の上に造られた村落を『鷲の巣村』というそうだが、このゴルドはその典型といえる。この写真からは想像できないが、村内は観光客でごった煮の有様であった。

 写真下;村内からの展望
プロバンス原風景

次ページへ続く(ミディ・ピレネー地方)



降り注ぐ強烈な太陽と緑豊かなプロヴァンスはゴッホ、セザンヌなど名だたる芸術家たちが愛した地方である。
 

《南仏;プロヴァンス地方》