うそつき村  (うそつきむら)



 隠居のところへしばらくぶりにやって来た男は、南極へ観測に行っていたと大ボラを吹きます。
 南極の鴨狩りや、観測所の火事などのホラ話を語る男に、「お前は、千三つだが、千住のうそつき村と言うところに鉄砲の弥八という万ふいがいる」と隠居が言います。
 男は弥八を負かそうとうそつき村へ出掛けて行きますが、弥八には会えず、出て来た子供は、
  「鉄砲の子供でピストル」などとうそぶきます。
 
 南極や北海道など、行き先や目的は演者によって異なりますが、内容はほぼ同じで、火事の話以降の進展でうそつき村だったり弥次郎だったりしますが、どちらも含めて弥次郎としている根多帳もあります。

 別名 うそつき弥次郎 弥次郎
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