氏子中 (うじこじゅう)
商用で越後へ出掛けた与太郎は直ぐに帰るつもりだったのですが、何やかにやで一年ほどの月日が流れてしまいます。
うちへ帰ると女房のお美津は子供を
身籠もって
いて、その子は
神田明神
に
願掛
けをして授かった子供だと言い張ります。
荒神
様の
御神酒
で
胞衣
を洗うと相手がわかると言うことを聞いた与太郎が、それを試してみます。
同類の
町内の若い衆
の方ができが良いせいかあまり聞かれなくなりましたが、
町内の若い衆
を
氏子中
としている根多帳もあります。