かぼちゃ屋 (かぼちゃや)
二十歳にもなってブラブラしている与太郎を、叔父さんはかぼちゃを商う棒手振りにさせます。
叔父さんに「売り声は大きく、大きな通りより路地を歩き、上を見て売れ」と教えられ、大小十個ずつのカボチャを担って初めて商いに出た与太郎が、細い路地へやって来ます。
ところがそこは袋小路にになっていて、与太郎は天秤を担いだまま回ろうとするので、格子をガタガタ叩かれた住人が怒って出て来ます。
上方ネタの「みかん屋」をそのまま東京へ持ってきましたが、やがてみかんがかぼちゃに変わり、唐茄子屋政談と区別するため、かぼちゃ屋が一般的な呼び方になりました。
別名 唐茄子屋 かぼちゃ売り 上見て売れ みかん屋