蛇含草 (じゃがんそう)
柱に下がっている草のことを隠居に聞くと、人間を丸飲みにした
ウワバミ
が、腹が張り過ぎたときに嘗めると、あっという間に消化する蛇含草と言われる草で、魔除けに下げてあるのだと教えられます。
これを分けて貰った男が、餅を食い過ぎてあまりにも苦しいので、人間にも効くだろうと蛇含草を食べます。
もともとは上方種で、東京にはこれによく似た
そば清
がありますが、
蛇含草
も東京に定着しています。