引っ越しの夢  (ひっこしのゆめ)



 桂庵から新しくやって来た女中の部屋へ、手代と番頭が夜中に忍び込もうとします。
 ところが女中の部屋は台所の二階にあり、普段掛かっている梯子が二階へ引き上げられていました。
 手代は鼠入らずに手をかけ、戸棚に足をかけて二階へ上がろうとしますが、鼠入らずの釘が抜け、その片方を担ぐ格好になってしまいます。
 そうとは知らずにやって来た番頭も手代と同じように、鼠入らずに手をかけたもので、もう片方の釘も抜けてしまいます。

 別名 口入れ屋 初夢
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