道具屋  (どうぐや)



 二十歳になっても仕事もせずにブラブラしている甥の与太郎を呼びつけた伯父さんは、与太郎を道具屋にさせようとして古道具が入った行李を用意していました。
 これを背負った与太郎が伯父さんに言われた場所で露店を開きすが、商う品物は火事場で拾ったのこぎりや、鼠に鼻をかじられたおひな様の片割れなど、道具屋の符丁でゴミと言われるがらくたばかりです。

 別名 道具の開業
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