朝 友 (あさとも)
お里と康次郎があの世で再会し夫婦約束をしましたが、閻魔大王はお里を妾にしたくて康次郎と引き離し、
奪衣婆
に預ける裁きを下します。
康次郎は、借金をしたまま死んでしまった亡者の証文で鬼を買収し、
娑婆
への近道を聞き出し、お里を連れて逃げ出しましす。
生き返ったお里の話を聞いた和尚は、
伊勢
の
文屋康秀
が
日向
の
松月朝友
の体を借りて生き返った話を聞かせ、相手が日本橋伊勢町の文屋康次郎、こちらが小日向水道町松月堂のお里だから夫婦にさせた方が良いと親に勧めます。