二十四孝 (にじゅうしこう)
乱暴者で、のべつ夫婦喧嘩親子喧嘩が耐えない親不孝者の八五郎が、大家のところへ「離縁状を書いてくれ」と飛び込んで来ます。
聞けば八五郎は、些細なことで夫婦喧嘩の末女房を殴り、仲裁に入った母親を蹴飛ばして来たというのです。
大家は、
二十四考
の何人かを例に挙げて、孝行の徳を説きますが、まったく意に介しない八五郎は茶化しながら聞いています。
業を煮やした大家に「孝行ができなければ店を空けろ」と活を入れられ、八五郎は仕方無しに親孝行の真似事をすることになるのですが。