並三ラジオの製作


50年前まだ中学生のころ読んでいた「子供の科学」の製作記事に影響を受けて作った
ST管の並三ラジオをもう一度作ってみたいと、前々から考えていました。
以前から機会あるごとに目に留まった、再生豆コン、並4コイルを買っておりました。
 一度製作したものの何かに流用して使えないのがわかっていたからです。
真空管や、トランス、ソケットはあるはずと思って部品集めを始めました。
何十年ぶりにジャンク箱をあさり始めました。懐かしい部品がいろいろと出てきましたが
必要のないものばかりで、肝心なものはなかなか出てきません。

という事で、ヤフオクでの部品集めから始めました。
ちなみに見つからなかったものは、6C6 シールドケース UXソケットでした。
ヤフオクでは高くなるのは覚悟の上。熱くならぬよう心がけました。hi

 

並4コイル 1 スズメッキ線1Φ 1
単連バリコン 350PF 1 4Pラグ板 1
豆バリコン 1 出力トランス 1
6C6 1 スピーカ 1
6ZP1 1 ブロックコンデンサ 10μ×2 1
12F 1 250PF マイカ 1
電源トランス 230V30mA 1 0.001 フィルム 1
電源スイッチ 1 0.005 1
ヒューズホルダー 1Aヒューズ 1 0.01 1
UZソケット 2 0.1 1
UXソケット 1 2KΩ2W 1
シールドケース グリッドキャップ 1 10KΩ1W 1
シャーシ 並四用穴あき 1 50KΩ1/2W 1
ターミナル3P 1 250KΩ1/2W 1
卵ラグ 4 500KΩ1/4W 1
電源コード 1 1MΩ1/4W 1
配線用 1 1MΩ1W 1
4.7μ50V 1 750Ω1W 1
1μ300V 1 パイロットランプ ソケット含む 1
 
こんなに少ない抵抗とコンデンサでよかったのという感じです。
シャーシは、50年前のものを洗浄して使いました。長年の埃や昔吸っていたタバコのヤニ等が
こびりつきいろいろとやってみましたが、とてもよく落ちる洗剤を見つけました。それを使うと新品
のような輝きが戻りました。

トランスも50年前のものさびを落として再塗装しました。

殆どが昔使った中古品なので、前述の洗剤で洗浄し汚れを落としました。

出力トランスは、6ZP1の場合は12KΩのものを使うとありましたが、手持ちの10Kを使いました。


ブロックコンデンサは、ネットで調べた方法で復活させた10μにしました。チューブラ型を使うことも
考えたのですがやはり格好が良いようにとこだわりました。

6C6のグリッドキャップもあるはずなのに見つかりません。1X2Bのプレートキャップが出てきたので
それを使うつもりでしたが格好が悪いのでリン青銅の切れ端で作りました。

抵抗は、昔のL型を抵抗値を測った上で使用しましたが、そんなに狂っていないのに驚きました。
コンデンサーは、すべて新品のフィルムタイプを買ってきました。
山形市内には、「ここが山形の秋葉原」という部品屋さんがあり殆ど揃います。さすがに真空管時代の
部品はありませんが。

6C6 12F シールドケース UXソケットはヤフオクで揃えました。


光が強すぎましたね。とりあえず部品が揃ったので記念写真です。

    次は組み立て編です。

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