火縄銃の特徴
火縄銃とは
火縄銃とはその名の通り、種火のついた縄で火皿の導火薬に点火をし、筒内の火薬を縛燃させ弾丸を瞬間的に発射させる武器である。
火縄銃の発砲順序
この火縄銃は「先込め」と言われる。
@ 銃口を上にして最初に火薬を入れる。
A 次に弾丸を入れ、その後サク杖(カルカ)で押し詰める。
B 火皿に導火薬を入れる。
C 火のついた火縄を火バサミに挟む。
D 火蓋(安全装置)を開く(切る)。
E 引き金を引くと、火バサミにつけられた火縄が火皿に落ち、導火薬に点火し筒内の火薬が縛燃する。
あとは弾丸が飛んでいくだけだっし。
火縄銃はこのような手順により発砲するので、発砲までに時間がかかるのが欠点である。
それを解消する工夫として、間断なく順次発砲できるよう数人の隊員で準備・待機している。
そもそも火縄銃は、火縄が燃えて火薬に火がつき発砲するのではなく、火蓋という安全装置を外すことによっていつでも発砲できる仕組みなのである。
火縄銃の威力
30匁火縄銃の重さは16〜18kgで、30匁とは砲弾の重さである。(112.5グラム)
この銃身からこの砲弾が飛び出した威力は、飛距離は2キロメートル(放物線)に及ぶ。
射程距離は、約100メートルである。
命中率は、練習すると百発百中である。
破壊力は、門の扉をぶち破る威力があったといわれる。
(現在、空砲で至近距離からドラム缶をぶち破る威力があると言う。うっそ〜!)
米沢藩30匁火縄筒 全長94.3cm 銃身63.3cm 銃口2.8cm