作り方 (上部作品の後作ったもので象嵌方法などは全て自己流です)
薄く挽いた二枚の板をセロテープで仮合せし、合せ目に葉がくる
ようサンキライを描く。
下の木片は葉となるエンジュ。
合わせた板を離して描いた葉を糸鋸で切り取る。
再度セロテープであわせ、葉として埋め込むエンジュの
木片に葉の形を写し取る。
葉の形に写し取ったエンジュを切り抜き接着面にボンドを
塗って圧着。
片方の板をビス止めして接着 ― クランプで締めた後
もう一方の板もビス止めして固定する。



写真下
接着完了後葉の余分な部分をサンダーで削る。
実は赤味肌のカイズカイブキをドリル穴に埋め込む
全体をサンダー掛けし両端を切り取って形を
整える。
再度枝や蔓を描き入れ淡彩を施す。
蜜蝋ワックスを塗り完成・・・ !!
木肌の自然な味わいを出すためニスなどの化学塗料は使って
いない。
また蜜蝋ワックスは木肌の色合いを強め、時が経つにつれ
深みを増してくる。
 スキャン画像

木象嵌受け皿
ログ原木を挽いた際の端材を利用し二枚を張り合わせて作りました。
象嵌したサンキライの葉が接木の役目をしています。

用 材
 皿 ; 山桜
 葉 ; エンジュ
 実 ; カイズカイブキ