グレンスフォシュ・ブルークの斧(GBA)と楔;スウェーデン
薪割り鎚
楔を打つことができる別名“ハンマー斧”とも呼ばれGBAの中で最も重い斧である。
柄が薪に当たっても破損しないよう他社の斧には無いスチールのプロテクターが巻いてあり使う人の身になって造っているのが分かる。

斧では割れない節クレ・二又などのクセモノ薪を割るための道具。一本で割れず食い込んだ場合もう一本を叩き込んで割る。
頭のサイドには社名、反対側にはスウェーデン王室認定刻印クラウンマークと制作した職人のイニシャルが打刻されている。誇りと絶対の自信があるということの証明か。薪割り人の心をくすぐるのである。
因みに職人はアンデゼ・マグヌソン
比較
上;和斧 柄長90p  材質;イタヤカエデ
下;
GBA 柄長80p弱 材質;ヒッコリー
右;和斧 頭の厚さ3.7p
左;GBA   〃   4.7p

GBAの刃は鋭角というよりは凹角で薪に食い込み楔の作用で引き裂くという感じであり、和斧のハマグリ刃はスジ通り薪に当たった瞬間パカァーンと小気味よく割れる。

どちらが良いかと問われれば“ンーッ”と迷ってしまうのであります。
節有り二又の薪を割る。