スイス　ブリエンツのジョバン木工芸館で頭部のみのデフォルメされた作品（下画像）を見た時から、何時かは・・・と思っていた阿修羅像の頭部です。
ちなみにブリエンツの方は値段が高く手がでませんでした。

　用材；山桜

阿修羅
八部衆に属する仏教の守護神。修羅（しゅら）とも言う。大乗仏教時代に、その闘争的な性格から天界を追われて人間界と餓鬼界の間に修羅界が追加され、六道の一つである阿修羅道の主となった。

実は被害者･･･!？
自分の娘が帝釈天から凌辱され、その後正妻となったがその復讐心は消えず飽くなき戦いを挑むことになったという。
モデルとした興福寺の阿修羅像は破壊神でありながら悪鬼羅刹の形相はなく、悲壮感漂い唇を噛みしめi怒りと悲しみに耐えている三面の表情は仏像というよりはむしろ生身の人間に近いものがある。