米沢電機工業会の展望

大いなる夢と可能性で次の時代をプロデュースする。


≪みちのくハイテク夢街道・・・米沢地方≫
 みちのく米沢地方は、伊達の夢、上杉のこころが息づく城下まちとして、歴史と文化のあふれる中で、次世代のハイテク文化創造のまちでもあります。
 文化香る明治の産業革命を迎える中、帝人発祥の地米沢、そして国内北端の織物産地は今や電子機器の製造を核とした精密機械を含めた幅広い高度技術集積地域として発展しております。
 また、市街地東部に豊かな緑と自然の中に国内初のインダストリアパーク、八幡原中核工業団地をはじめ多くの工業団地を有し、山形県内では突出した工業出荷額を誇っております。

≪オフィスアルカディアの構築≫
 オフィスとは、事務所・営業所・研究所などの産業業務施設をさし、アルカディアとは、ギリシャ語で理想郷を意味し、地方において理想的なオフィス空間を確保するというものです。
 オフィスアルカディアの構築は、米沢駅と八幡原中核工業団地の中間に33.3haの面積を地域振興整備公団が造成、米沢地域の活性化が図られるよう、首都圏に集積している産業施設を誘致し、地元企業の高度化の促進、産業の高付加価値化、新たな就業機会の創出をねらいとしており、当電機工業会としても注目していると同時に、大いに期待しているところです。

≪山形大学工学部を核にした技術都市≫
 未来技術の探求と理論解析。山形大学はいま新しい光を放っております。
 山形テクノポリス構想は、大学を中心とした研究開発と企業を中心とした技術革新によって、高度に技術の集積された地域づくりを行うものです。
 米沢は山形テクノポリスの副母都市として、山形大学工学部を核に、産学官協同の技術都市をめざしています。
 最近の産学交流、企業間交流の活発化は、山形大学工学部内の「山形大学地域協同センター」、山形大学研究者の集団「ヤーンズ」、米沢電機工業会の技術者集団「テクノサークル米沢」、八幡原中核工業団地内の技術者集団「CC21」などのグループを次々と生み出しています。
 これらは、いずれも若手の優れた研究者・技術者によって構成されていますが、その中心となっているのは、山形大学工学部です。技術集積都市としての米沢の将来を考えた場合、山形大学工学部に対する地元の期待はますます高まっています。