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 朝日山地生態系保護地域指定問題

 今回の朝日山地生態系保護地域の設定に関するいわゆる立ち入り規制に関して、群遊会が関東・東北森林管理局長及び設定委員会に提出した意見書です。
 皆さんのご協力により、2002.12.4の設定委員会では最悪の結果を回避できました。
 みなさんに感謝、感謝、感謝。でもこれからがスタートです。

平成14年11月15日

  「朝日岳周辺森林生態系保護地域(仮称)」設定委員会 殿

                            山岳渓流釣倶楽部 群遊会
                              会 長  我 妻 徳 雄 

意 見 書

 日頃、国民の共有財産である国有林の維持・管理に資力を尽くされている事に対し、敬意を表します。
 さてこの度、朝日連邦の森林・生態系保全のための保護地域設定委員会が貴局等により設置され、既に三回の会合が終了していることが、山形県内数社の新聞社を通じて報道されています。
 それによれば、保全地区と保全利用地区から構成された約7万fが保護地域に設定され、国内最大規模となる見通しのようです。
 この保護地域の設定は、大変意義のあるものであり、異論ありません。

 ただし「保全地区」においては「環境破壊を防ぐため」に登山道以外の立ち入りが出来なくなることに対しては、異議を唱えるものです。
 「環境破壊」をどのように考えるのかは意見の分かれる所ですが、広義ではその行為によって自然環境が破壊・汚損され、修復不可能、あるいは相当な年月を要するというのが一般的な見方です。
 そうした意味においては、私達のような渓流釣り愛好家が環境破壊をもたらすとは考えにくいと存じます。
 私達群遊会は自然を愛し、守り、育むといった「自然保護」の意識は山や川などの自然にじかに触れてこそ醸成されるものだと考えます。
 どうか私達釣人を始めとして、朝日の自然を愛してやまない国民の入山を規制することのない様、特段の配慮を頂きます事をお願いし、意見書とします。

以  上