庄内交通湯野浜線

善宝寺鉄道記念館。かつての庄内交通湯野浜線善宝寺駅。善宝寺鉄道記念館前の駅名標

(写真左:善宝寺鉄道記念館。かつての庄内交通湯野浜線善宝寺駅。)(写真右:善宝寺鉄道記念館前の駅名標)

善宝寺駅跡に残された庄内交通電車善宝寺駅跡の庄内交通電車(前から)

(写真左:善宝寺駅跡に残された庄内交通電車)(写真右:善宝寺駅跡の庄内交通電車(前から))

湯野浜線は庄内電気鉄道として昭和四年(1929年)十二月八日、鶴岡駅-湯野浜温泉駅間12.2kmで営業を開始。のちに庄内電鉄と社名変更。昭和十八年に庄内交通と合併して庄内交通湯野浜線となった。湯野浜温泉や善宝寺に向かう観光客を中心に最盛期には年間245万人の利用があったがモータリゼーションで利用客は激減。ついに昭和五十年三月三十一日、惜しまれながら廃止された。善宝寺の向いには庄内交通湯野浜線善宝寺駅の駅舎が残されており善宝寺鉄道記念館となっていたが入場者の減少により閉鎖されてしまった。現在も駅構内には電車が残されている。湯野浜温泉街の中心には公民館や観光協会、そして共同浴場が一体となった建物「コスパ」がある。かつてはここに庄内交通湯野浜線の湯野浜温泉駅があり、鶴岡駅と電車で結ばれていた。コスパ前には足湯や飲泉所もある。

湯野浜温泉の中心にあるコスパ。観光案内所や公衆浴場が一つになっている。

(写真:湯野浜温泉の中心にあるコスパ。観光案内所や公衆浴場が一つになっている。)