最上川三難所

最上川三難所の一つ、碁点。岩が川に露出し、碁石の如く散在することから名付けられた。三難所の一つ三ケ瀬。三ケ瀬は川の流れに沿った細長い岩が三つ並び、渇水時に出現することから名付けられた。

三難所の一つ、隼。落差があるため急流になっている。上りは船を引かなければ通れない難所だった。

(写真左:最上川三難所の一つ、碁点。岩が川に露出し、碁石の如く散在することから名付けられた。)

(写真右:三難所の一つ三ケ瀬。三ケ瀬は川の流れに沿った細長い岩が三つ並び、渇水時に出現することから名付けられた。)

(写真下:三難所の一つ、隼。落差があるため急流になっている。上りは船を引かなければ通れない難所だった。)

村山市の最上川には最上川舟運の最大の難所「最上川三難所」がある。三難所とは碁点・三ケ瀬・隼である。松尾芭蕉も「碁点・隼・三ケ瀬というおそろしき難所あり」と言っており、数多くの船が難破している。碁点は岩が川に露出し、碁石の如く散在することから名付けられた。三ケ瀬は川の流れに沿った細長い岩が三つ並び、渇水時に出現することから名付けられた。隼は落差があるため急流になっており、上りは船を引かなければ通れない難所だった。最上義光は天正八年(1580年)この三難所を開削して最上川舟運を発展させている。現在は観光用の最上川三難所舟下りも楽しむことができる。