面白

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面白地区の公民館面白地区を示す案内板

山辺町には変わった「面白」い地名がある。面白(おもじろ)は山辺町北西の山間部にあり、県道から離れた目立たない場所にある。棚田で知られる大蕨から北に向かうと面白の集落に入る。現在は五世帯が住むという過疎の村である。南北朝時代、寒河江・西村山方面を領する大江氏は、山形・東村山方面で勢力を伸ばした北朝の斯波氏に敗れ、大江町顔好(かおよし)にいた大江氏家臣らは難を逃れてこの地に隠れ住んだ。面白の地名の由来はその際に顔を面に置き換えたことによるという。面白のある北山地区は最上氏改易後、天領から山形藩領、再び天領を経て東村山郡に属して山辺町となったが、今も西村山郡大江町方面との結びつきが強いという。
参考「2002年9月29日山形新聞朝刊 地名伝説179」

 

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