大平温泉

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大平温泉に向う途中の萱平の不忘閣ヒュッテ。この付近から西側へ、谷を下ると吾妻温泉(大平古湯)があったというが、現在は廃湯となっている。駐車場から谷底の大平温泉に向う途中、反対側の山の上に天元台が見える。
大平温泉「滝見屋」。日帰り入浴500円。内風呂からはガラス越しに滝が見える。大平の湯は昔から飲用もされてきたらしい。露天風呂は最上川源流の渓流沿いでなかなか良い。温めなので、のんびりと谷底から空を見上げていると気持ち良い。

大平温泉の歴史は古く、貞観二年(860年)、米沢の茂林寺住職が修行で最上川源流の燕滝を訪れたところ不動明王のお告げで川を下り、火焔滝と温泉(吾妻温泉、大平古湯)を発見したという。今の大平温泉の場所は上流にあり、江戸時代の宝暦年間に発見されたらしい。
大平温泉に行く途中の李山には大平温泉「滝見屋」の案内所がある。大平の集落はそれより奥にある。その集落も過ぎ、次第に道幅は狭く、勾配はきつくなってゆく。途中にあるY字路で「秘湯大平温泉」の看板を確認して右へ進み、すれ違うのが困難な九十九折の山道を登る。ふり返るとガケの様になっており、もの凄い高低差を一気に登ってきたのが分かる。そこを登りきると勾配はあるが、ゆるいカーブの高原道路で、萱平の不忘閣ヒュッテを過ぎ、ついに駐車場に到着した。そこから歩いて高低差150mを谷底に向って下りる。靴の中で足が滑って転びそうになるほど急な下り。途中、谷の向こう側の山の上に「天元台」が見えることを確認。ひたすら下りて最上川の源流にかかる吊橋を渡り、やっと大平温泉「滝見屋」に到着した。
温泉は露天風呂と内風呂があり、露天風呂は最上川の源流を見ながら、入ることができる。女湯のほうはついたてもある。内風呂ではお湯を飲むこともでき、ガラス越しに滝も見える。
温泉からあがって、帰路につく。荷物はケーブルで吊り上げて途中まで運んでもらえるらしいが、バッグ一つなのでそのまま登っていった。ところが帰りの登りが辛い。高低差150mを駐車場に向って登る。何度となく休み、やっとの思いで登った。せっかく温泉に入ったが、汗だく。不忘閣ヒュッテから谷へ下りてゆくと廃湯になった吾妻温泉(大平古湯)の跡があって今も掘るとお湯が出るらしいと聞いたが、勿論そんな元気も無く、まっすぐ家路についたのであった。
大平温泉は天元台の東側だが、西側の白布や新高湯と比べると道路が悪過ぎる。天元台を中心に大平・吾妻・白布・新高湯を西吾妻温泉郷としてまとめて再生計画をつくったら良いのではないかと勝手に考えるが行き過ぎた開発は秘湯の雰囲気を壊すし、なかなか難しい。

 

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