山刀伐峠
(写真:山刀伐峠の奥の細道碑。松尾芭蕉はこの峠を越えて尾花沢の鈴木清風のもとに向かった。)
山刀伐峠は村山地方と小国郷(最上町)を結ぶ峠で、北が急で南が緩やかな形状が農民や猟師などがかぶる「なたぎり」に似ていることから山刀伐(なたぎり)峠と呼ばれるようになったという。元禄二年(1689年)五月十七日、松尾芭蕉と曽良が山刀伐峠を越えて尾花沢の鈴木清風のもとに向かっている。