深山観音

深山観音。置賜三十三観音の一つ。伝統工芸の村。深山和紙などが作られている。

(写真左:深山観音。置賜三十三観音の一つ。)(写真右:伝統工芸の村。深山和紙などが作られている。)

鮎貝の北西にある深山(みやま)地区には国指定重要文化財で置賜三十三観音八番札所の深山観音堂がある。創建年代は不明であるが、天台宗の観音寺に属するお堂で阿弥陀堂建築である。深山地区は会津仏教と羽黒修験の交流する場所にあったとされる。
また深山地区には深山和紙や深山焼など伝統工芸が伝わり、伝統工芸の村がつくられ、創作活動が進められている。深山和紙は古くから作られ、江戸初期には「上り紙」として和紙が江戸に送られるほどであった。また米沢藩主上杉鷹山は紙漉きを奨励し、深山和紙も盛んになったという。