黒瀬川古戦場

越後上杉軍と最上軍の最後の決戦地、黒瀬川古戦場。

(写真:越後上杉軍と最上軍の最後の決戦地、黒瀬川古戦場。)

十五里ヶ原の戦いで本荘繁長率いる越後上杉勢に敗北した庄内の最上勢は雪辱を果たさんと黒瀬に陣をしく。一方、越後勢は黒瀬川を隔てた狩谷野目に陣をしき、天正十六年(1588年)八月二十六日激突した。最上勢は大敗して戦死者八百余り、黒瀬川に落ちて溺死した者が多数。この戦いが庄内争奪における上杉軍と最上軍の最後の激戦となった。