黒井堰

窪田から取水される黒井堰

(写真:窪田から取水される黒井堰。)

窪田を流れる松川(最上川)からは上杉鷹山の命で黒井半四郎忠寄が築いた「黒井堰」が分かれている。「黒井堰」は北条郷(現南陽市)の水不足を解消するために最上川から取水した水路で今も置賜盆地を潤している。

また黒井は越後に流れる玉川の水を白川に流し、西置賜の水不足も解消するため飯豊山にトンネルを掘り、「飯豊山穴堰」として文政元年(1818年)に20年をかけて完成した。黒井自身は1799年工事半ばでこの世を去った。