印鑰神明宮

印鑰神明宮

（写真：印鑰神明宮）
山形市鈴川町の印鑰神明宮は天平九年（737年）、按察使で鎮守府将軍の大野東人によって創建された。東人は蝦夷平定の際、伊勢神宮内宮で中臣乙麿から銀の鑰（鍵）を拝領した。この鑰を旗の竿先につけて戦うといかなる戦も勝利でき、遂に蝦夷を平定した。東人はこの銀の鑰を祀ってこの地に神社を創建したのである。以来、この地は印鑰村、後に印役村と呼ばれるようになった。後に最上義光は印役祭を復興し、また江戸幕府からは御朱印を賜った。