注連寺

鉄門海上人の即身仏が安置されている注連寺。注連寺の敷地にある森敦文庫。

(写真左:鉄門海上人の即身仏が安置されている注連寺。)(写真右:注連寺の敷地にある森敦文庫。)

朝日村七五三掛の注連寺は湯殿山別当の四カ寺の一つで鉄門海上人の即身仏(ミイラ)があることで知られる。鉄門海上人は武士二名を殺めて逃亡し、注連寺に入ったとされ、自分を追う女を諦めさせるために男根を切って渡したとも、また眼病治癒のため自らの左眼をえぐったとも伝えられる。加茂坂峠の開削など社会奉仕にも努め、仙人沢または酒田海向寺で即身仏になったという。その即身仏は注連寺に安置された。また注連寺は森敦の『月山』の舞台で寺の敷地には森敦文庫も建てられている。