籠毘発足の経緯

平成10年4月に「ジュニアロービスポーツクラブ」が、コーチスタッフ16名、クラブ員男子34名、女子14名、合計48名でスタートしました。
ジュニアロービが産声を上げる2年位前から、会長の山上一史を中心とした「バスケバカ」がミニバスケに対する熱い思いを語りながら準備を進めました。
 

 米沢三中のバスケットクラブOBや、米沢市民総合体育大会のバスケットボール大会に出場したり(準優勝もしました)、社会人大会に出場して活躍していたメンバーが集まり、バスケットの底辺拡大を目的として小学生にバスケットを指導し、できれば中学校、高等学校でも活躍し将来地元に戻って来てくれ、今度は彼らが子どもたちを指導してくれたら最高の理想、という青写真を描きながら、時には酒を飲みながら打合せを重ねました。打合せをするために酒を飲むのか、酒を飲むために打合せをしたのか定かではないメンバーですが、バスケットに対する情熱は誰にも引けをとらない熱い思いを持っていることは確かです。
 

 準備を進めスタートの日を待ったのですが、何人くらい集まってくれるのか全員が不安でした。しかし、いざ蓋を開けてみたところ、上記のように48名も集まっていただき嬉しい悲鳴を上げました。その後もクラブ員が増え、スタート当初は西部小学校の体育館で、毎週水・土曜日男女合同で練習をしていましたが、学校の2クラス分の人数が一緒に練習するわけですから狭く、効率が悪く、怪我も心配されましたので、しばらくしてから土曜日について男子は愛宕小学校、女子は西部小学校での男女別々の練習としました。
 

 当初は、手探りの状態で指導をしていましたので、大会には当分の間出場しないで練習を地道にやっていこうという方針でしたが、途中からどうせなら大会に出させてあげたいという方針変更から急遽市内大会に出場しました。
ユニフォームもなく出場していたため、当時の御家族からユニフォームを着させてあげたいという強い要望が出てきて、御家族からユニフォーム代を出していただき、不足分は山上会長が御協力いただける方々から浄財を頂戴し整備しました。
 

クラブ発足当時からクラブへのいろいろな御協力をいただきたいという趣旨で、保護者会も同時に発足しました。各行事、遠征試合、ユニフォーム積立金等多くの御協力をいただけたおかげで本日まで活動を続けることが出来ました。

 第2期生が五年生の3月に喜多方に遠征をし「小野瀬杯新人大会」に出場し見事に初優勝しました。

 スタートして7年間に約150名ものOBを輩出してきましたが、平成16年11月14日には第1期生が高校3年生となり、翌年には卒業して米沢を離れるOBも多いとのことでOBに一堂に会していただきミニゲーム等で交流を深め、さらに現役のクラブ員に先輩の素晴らしいプレーを見せてあげるべく「ジュニアロービ祭」を開催しました。約70名ものOBが参加してくださいまして、我々コーチやメンバー同士、そして現役クラブ員の交流を図ることが出来、大変楽しく過ごすことが出来ました。


 また、今年からOBの一人が当クラブのコーチとしても戻ってきてくれて、我々が望んでいた理想の形に一歩一歩近づいています。

 今後も御家族の方々、OBの皆さん、OBの御家族の皆さん方に暖かく見守っていただきながら益々発展できますようスタッフ一同さらに頑張っていく所存です。
 

原稿提供: クラブ会長 酒井 秀司