牛ほめ (うしほめ)
与太郎の叔父さんが建てた家は
木口
も吟味した自慢の造作ですが、ただ一つ台所の柱に空いた節穴がとても気なっているようです。
良い助言を思いついた与太郎の父親は、いつもみんなに馬鹿にされている
倅
に家や庭のほめ方を教えます。
叔父さんが節穴の妙案を聞けば、小遣いをくれるかも知れないと言われた与太郎は、他にほめるものがないかと聞きます。