鶴  (つる)



 元々首長鳥と呼ばれていた鳥が、鶴と呼ばれるようになった話を隠居に聞いた男が、友達にその話を聞かせて自慢しようとます。
「こちらの方から一羽の首長鳥がツーと飛んで来て松の枝に止まり、こちらの方からもう一羽の首長鳥がルーと飛んで来て松の枝に止まった」と隠居は教えたのですが、男はたったこれだけのことがうまく言えません。

 教わった通りのことを話そうとして失敗するおうむ返しという手法ですが、短い噺なので持ち時間がないときなどに演じられます。
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