垂乳根  (たらちね)



 八五郎のところへ出向いてきた大家は、
「私の遠縁に当たる娘なんだが、器量は十人並み以上、夏冬の物一揃いは持って来ようと言うんだが、所帯を持つ気はないか?」と縁談を勧めます。
 喜んだ八五郎に大家は、
「この娘には少々傷が有ってな、その傷というのは言葉が丁寧過ぎるんだよ」と言います。

 別名 たらちめ 延陽伯
ホームページへ 元来たページへ