たがや



 川開きの花火見物で大混雑の両国橋を、馬に乗った殿様が供侍を連れて本所の方から無理矢理渡って来ます。
 広小路の方からは仕事帰りのたが屋が道具箱を担いで、後ろから押され揉まれて進んで来ます。
 橋の中程でたが屋の前にいた人たちが侍の一行に道を空けてしまったために、たが屋は勢い余って侍の前へ飛び出してしまいます。
 道具箱を落とした拍子にたがの止めが外れ、勢いよく延びた青竹の先が殿様の笠を跳ね飛ばしてしまったので、侍は無礼打ちにすると言い、たが屋が平謝りしても聞こうとはしません。
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