疝気の虫  (せんきのむし)



 医者が見かけない虫を見つけつ潰そうとすると、虫が助けを乞います。
 それは疝気の虫で、自分たちは蕎麦が大好物で蕎麦を食べると元気に暴れ出し、患者の疝気が痛むのだと言うのです。
 命を助ける約束で嫌いなものはと聞くと、トウガラシが体に付くとそこから腐るので睾丸の袋に隠れると言うのです。
 そんな夢を見た医者の所へ、疝気で苦しんでいると呼びに来た者がいて、医者は蕎麦とトウガラシで一計を案じます。
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