鷺とり  (さぎとり)



 定職を持たない男が鷺を捕って儲けようと思い夜中に寺へ忍び込むと、男の思惑通り池の鷺はぐっすりと眠り込んでいました。
 捕まえた鷺を次々に帯の間へ挟んでいくうちに夜が明けて、目を覚ました鷺が一斉に羽ばたくと男は空高く舞い上がって行きます。

 上方種と言うよりも上方でしか演られなくなっている噺ですが、東京では雁とりの題で同種の噺が演られていました。

 別名 雁とり    
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