なめる



 芝居小屋で立ち見をしてた八五郎が贔屓の役者に掛け声を掛けると、前の枡席にいた客が振り向きます。
 桟敷の客は女中とお嬢さんの二人連れで、「この席は総見だから」と一緒に座って見るように勧められ、八五郎は同席します。
 幕が降りるとお嬢さんは先に帰って行きましたが、八五郎は女中から、「是非家へ招くようにお嬢さんに言い付かりました」と聞かされます。

 別名 菊重ね 美人の乳    
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