茗荷屋  (みょうがや)



 急に降り出した雨に急いだ飛脚が、ぬかるみの石を踏んで足首を痛めてしまいました。
 足の方は持ち歩いている薬を塗っておけば一晩で直るのですが、前後どちらの宿場へ行くにも、このままの足では今日中に着けそうも有りません。
 仕方無しに間の宿泊まりを決めた飛脚は、宿の周り中たくさんの茗荷が生えている「茗荷屋」という、いかにも寂れた宿へ入ります。

 別名 茗荷宿屋 茗荷宿
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