火焔太鼓  (かえんだいこ)



 古道具屋の甚兵衛がで仕入れて来た太鼓に、定吉がはたきをかけると大きな音がします。
 その音を聞きつけたさる大名の家来が使いに現れ、
「屋敷へ持参いたせ、ことによるとお買い上げになるかもしれんぞ」と言うのです。
 甚兵衛は喜んで太鼓を背負って大名屋敷へ行きますが、立派な屋敷を見るに付け太鼓が汚すぎると思うのでした。
 ところがこの太鼓は火焔太鼓という、この世に二つという名器だとかで三百両で商談が成立します。
ホームページへ 元来たページへ