芋 俵 (いもだわら)
三人の泥棒が戸締まりの厳重な店へ押し入る相談をし、一人が芋俵の中へ入り、二人が店の前まで担いで行きます。
そこで担いできた二人は、芋屋へ財布を忘れてきたから、この俵をしばらく置かせてくれと頼みます。
そのまま夜まで取りに行かないでいると、店では預かり物を紛失したと難癖を付けられては困ると思い、俵を中へしまい込みました。
後は、寝静まった頃に俵から出て戸締まりを開ければ良いだけです。