権助提灯 (ごんすけちょうちん)
権助が、妾の家へ行く旦那のお供をする噺。
夜分に風が出て来てガタガタ物音がするので、「こんな夜、女は心細いものだ」と女房が言います。
「ウチには男衆も大勢居ますが、アレのところは他に婆ァやが居るだけですから」と、女房は旦那に妾のところへ行くよう勧めます。
他の奉公人は寝かせてしまったので、旦那は
権助
に提灯を持たせて、
妾宅
へのお供にします。