代書屋 (だいしょや)
代書屋へやって来た無筆な男が、履歴書を持ってくるように言われたが書いて貰えるかとたずねます。
書くのは商売だからと引き受けた代書屋ですが、相手はここへ来る前に、履歴書を隣へ借りに行ったほど物のわからない男。
代書屋は記載に必要なことをたずねるのですが、男の話は横道にそれてしまい、いっこうにはかどりません。
履歴書は一行抹消の連続で見苦しものになってしまい、代書屋はイライラしてきます。
そんな男ですが賞罰をたずねると、大きな賞状を貰い、新聞に写真入りで大きく報じられたことがあると言うのです。
代書屋のある日を題材にした話で、本来上方種の落語です。