愛宕山  (あたごさん)



 幇間の一八をお供に連れて京へ来た旦那が芸者衆を連れて愛宕山へ登り、土器投げを始めます。
 旦那の腕はなかなかのもので、次々と的の輪を通過しますが、やがて旦那は土器の代わりに小判を投げ始めます。
 十両の小判は、一枚も的の輪をくぐらず旦那はくやしがりますが、一八はそんなことより小判はどうなるのか聞くと、拾った人のものだと言われ、茶店から傘を借り谷底へ飛び降ります。
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