雨乞い源兵衛  (あまごいげんべえ)



 四十日もの間日照りが続いている中、庄屋が源兵衛の処へやって来て、明神様の神主のところにある古い書物に有った雨乞いの話をします。
 百三十年前の日照りの際、村人たちから借銭をしていた男が、返済を延ばす約束で雨乞いをすると三日目に雨が降り、その術は一子相伝されていると書いてあり、雨乞いをした男は四代目源兵衛でお前の祖先だと言うのでが、源兵衛はそんな術など知りません。
 庄屋は「もし雨を振らせることができなければ借金を返えせ」と詰め寄ります。  
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