永平寺での修行時代。(22歳〜25歳)

   永平寺では、受付や案内係でなければ、一般の参拝者との接触は禁じられております。
  ですから、やたらに表や参拝者の前に姿を見せたり、ましてや一緒に記念撮影をすることなどは厳禁です。
   私は永平寺の季刊誌「傘松」の編集係におりましたので、こっそりカメラを持ち出して…。もちろん公務の場合もありましたが…。
   写真を見る限りでは結構楽そうですが、そんな楽に思えるようなひと時はまずありませんでした。

 昭和51年2月上山。 数日前に頭を剃った。


福井・鯖江方面托鉢。門の外に出れる喜び。
        (私は、左から3人目)

12月。10日間ひたすら座禅し通す摂心記念。
          (中央のひげ面)

 昭和52年2月。 雪の永平寺の中雀門。


  夏は山仕事。永平寺をバックに。


   2年目の秋。 勅使門の前で。


  
 大擂(だいらい)。 この練習がまた辛いもの。


  7月は、年1回の白山拝登。(左)


三方を出す。畳の歩き方にも細かい作法が。


  
 3年目。本山参禅係から金沢の大乗寺に。
 天藤講師、酒井老師とともに。(私は右奥)
   大乗寺の春は、企業の新入社員の
  研修会や参禅会が多かった。


 昭和53年8月、永平寺乞暇 (私は中央)



  永平寺の修行生活の詳細を知りたい方には、次の本をお勧めします。   あとは、直接私に聞いてください。

「永平寺の四季」 (小倉玄照著) 誠信書房私の所属していた編集室長の老師の著。当時の私も、101ページに登場しています。
「食う寝る座る永平寺修行記」(野々村馨著)新潮社デザイン会社勤務のサラリーマンが突然出家し永平寺に上山。1年間の修行記。